2015年2月5日木曜日

それでも、やっぱり好き!

憧れの線

<アフタヌーンティーに招かれました>

ベイビーピンクでほんわかしている中の
薄くて、もうすぐ消えてしまいそうなドローイングタッチや
少し色付けされている食器や、線の動きにコントラストがあって

よく見ると、意外に面白く、私のお気に入りの1枚になりました。


薄くてもうすぐ消えてしまいそうな色や線は
多分消えてしまうのだと思う

いらないものは、消えてしまえ!そして
残ったほんの少しのモノで勝負をする


カッコいいねー、憧れちゃう



絵でも、文字でも、文章でも、ファッションでも、料理でも建築や
インテリアデコレーションでも、脂肪でも
なんでもかんでも全て、いらないものをそぎ落とすって、難しいと思う。

マイナスよりも、プラスする方が簡単




たとえばインテリアデコレーション

私はごちゃごちゃと集めた色々なものを置いて
私の好きな空間を少し崩してカッコ良く作るのが好きなんだけれど

落ち着いてクールに決まった、インテリアデコが素敵な
ホテルの部屋に通された時のあの気持ちの良さを思うと

私の自宅も、必要以上の装飾、物がなくて
質の良い家具を最小限必要なだけ置きたい!と、叫びたくなる。



私は、今引っ越しが完全に終わっていないので
仮住まいをしています。

ここは家具付きホテルのようなフラットなので
まさしく私の憧れの生活スタイルだったのです。

モノがない!飾りもない!ある物は、必要なものだけ

次に引っ越しをした時には、こういうシンプルな生活をしてみたいと
思っていました。

いざここに暮らして数ヶ月経つと、ストーレッジルームに預けている
私のボロ家具やこまごました物々が恋しくなってきて、
そしてシンプルなこの部屋もいじりたくなってしまいました。


そうなのです!



憧れと、自分の好みはずれていて
その憧れの世界にずっと浸っていると
自分ではないような、落ち着かない気持になってしまうのです。


そうそう、憧れ で思うことがもう一つ。



その憧れとは上野の展覧会で出会いました。
それを観た時に、<これこそが究極の絵画> だと思ったのです!

それは書道、とんでもなく、カッコ良く崩した絵のような文字でした。

あんなカッコイイ墨絵のような文字が書けたら
私はもう絵を描かない!



<少しのカッコイイ線で完成させる>

なんて、私には出来ない領域、だから憧れてしまう





...でも、

どんなにそぎ落とされた美しい文字を書くことが出来ても



「あ、今日は絵を描こうっと!」とつぶやきながら

私は、細かく描き込んで線や色が沢山の絵を
相も変わらず描きたくなるのだろうな、と思う。

それは、好きだから
憧れのものがどんなにカッコ良くても、そして手に届いたとしても

私の好きな世界は、多分消えずにこれからも私の中で残り続けていくのだと思う。


幾ら憧れている物だとしても、

今まで長い間育てて来た<私の好きなスタイル>を、簡単に壊してしまう


その力はないみたい。



























































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