お喋りなホランドパークのクジャク夫人
今日の1枚は、ダイルクロコダイル氏の友人、クジャク夫人です。
彼女のお喋りにつかまってしまうと,大変です!
でも、性格の良いダイルクロコダイル氏は、
ついつい、彼女のお喋りに付き合ってしまうのです。
<ホランドパークの子ねずみ兄妹> というエピソードの中にも
クジャク夫人は、出て来ます。
今日は、クジャク夫人が登場する場面をここに...
* * * * * * *
さて、Holland
Parkを散歩すると、よく出会う数人の友人がいます。
その中にはホランドパーク1お喋りで、
気取り屋さんのクジャク夫人もいます。
いつもは、木の上と下での挨拶で終わりますが、
先日は、バラ園で、バッタリ出会ったので
そのまま暫くお喋りをしてしまいました。
お喋りの内容は、いつものように、天候についてから始まり、
子供同士のけんかや噂話等々...。
『さてどうやって、この長いおしゃべりから、抜け出そうか...?』
と、考えていた時、
クジャク夫人は子ねずみ兄妹の話を始めました。
ダイルクロコダイル氏も、
ついこの間、林の中にいた2匹の弱々しい子ねずみを見かけたばかりだし、
その話には興味があったので、
長くなるのを覚悟に、話を聴くことにしました。
2匹のまだ幼い兄妹ねずみは、Holland
Park近辺にある屋敷の
キッチンで生け捕りかごに入ってしまいました。
屋敷のメイドが、かごの中にいるその2匹を見つけ,
意地悪な料理長に見つかる前に、
Holland Parkの林に、逃がしたのですが、
かごに閉込められてしまった恐怖と両親との突然の別れ、
そして初めての、
<暖かくて食べ物の沢山ある屋敷の生活から、
林の中での過酷なサバイバル生活>
という変化の中で、2匹は今、すっかり弱り切っている、
なんとか、助けられないでしょうか..
つまり、長い長い話をまとめると、このようなことでした。
クジャク夫人は、少し目に涙を浮かべて、それを約40分の間
話し続けたのでしたので、ダイルクロコダイル氏は、少し足が
くたびれてしまいました。
もうすぐ寒い冬がやってきます。
あの小さなねずみ兄妹は初めてむかえるロンドンの寒い冬を、
生き延びることが出来るのだろうか...
そう思うと、ダイルクロコダイル氏も、クジャク夫人と同じように、
少し、心が痛むのでした。
その日から2匹の小ねずみ兄妹が気になり、公園を散歩する時には、いつも
耳をすませて歩く様になりました。しかしあれ以来,ねずみ兄妹を
見る事はありませんでした。
その年は、雪も幾度が降り、例年になく寒い冬でした。
* * * * * * * *
これは、ほんの一部です。
このお話は、私のウェブサイトで読む事が出来るので
興味のある方は、どうぞ!
www.kaorushimada.com
それではまた明日!
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