2015年1月20日火曜日

隙間



「 一枚の絵の前で何かをしている 3人の話をちょっと立ち聞きしているダイルクロコダイル氏 」

長いタイトルのこの絵は
ロンドンにあるテイトギャラリーでワークショップに参加した時の
想い出の一枚


ロンドンにある博物館やギャラリーでは、
様々なワークショップをしています

それは、大人向けであったり、子供向けであったり
プロフェッショナルなアーティスト向けにもあります

私がこの日に参加したワークショップ

実は目の不自由な人のためのワークショップでした!

ちゃんとインフォメーションを読んでいなかった私は
申し込んだ後になって、それに気がついた!

でも、私さえ良ければ 来ても良いということで
参加することにしました

なんと、当日行くと、参加者は私だけ 

先生役の J とギャラリースタッフの M と 私
この 3人で、広い ギャラリー内を歩き回って
絵を観て、彫刻を触って、
それらについて、思うことを話して、聞いて、
そして その印象から 絵を描いて… と言う 

 私だけのためのワークショップになり 
90分のとても 贅沢な ひとときを独り占めしてしまいました。


さて、 この絵はキャンバスが2枚に分かれているので 
2枚の間には隙間があって 

その隙間から何かが 聴こえてくるように思える

なんともマジカルな面白い 作品です。


*        *        *        *        *        *        *        *        *        *        *



以前どこかで聞いたことがあるのだけれど

東京には隙間が多いらしいの  

東京は、狭い土地を切り売りして、そこに鉛筆のように細いビルを
狭い狭い隙間をとって、建てているから


ロンドンには 建物がずっと繋がっているテラスハウスが多いし
建物と建物の間には、東京の建物と建物の間に残る
ような 狭い隙間は あまり見られないし 
細い隙間があると、そこは close と呼ばれるような 細い路があったりする 

やっぱり東京は隙間の沢山あるワンダーランドなのかもしれない…



部屋の中の 隙間には埃がたまったり
ものが落ちると、取れなくてずっとそのままになってしまったり
と、あまり良い意味はないけれど

隙間って、ちょっとワクワクするのよね

覗いてみたくなるし、入ってみたくなる!

これは、子供時代の想い出事件 の数々… 

私がいつも一緒に遊んでいた従兄弟の男の子が
だんだんと細くなる 隙間に入り込んでしまって、出られなくなって 
大変なことになってしまったの、そしてもう一人は 
遊んでいたら 隙間に落っこちて怪我をしちゃった!
そうそう、もう一人は
隙間に顔を突っ込んだら、頭が 抜けなくなっちゃった!
 
あっ、いい思いもしたことがある

洗車をしたら 隙間に 落ちている100円玉を見つけて 凄く嬉しかった!



隙間の想い出は、色々あるのだ…



隙間を見ると、私は今でも覗いてみたくなる!

小さな穴もそう、絶対に覗いてみたいじゃない?

隙間の先には、なにか別世界あると、思ってしまうのは子供だけじゃないないから 



誰も見ないような、行かないような 所には 

きっと 何か面白い事 が待っている!!!



私はね、隙間を見つけたら

やっぱりこれからも覗いてみるつもりなの!



 













































































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