2016年12月3日土曜日

創造中毒症

「 こんな街灯も...」

これも私の人生



私の 頭の中だけにしか存在しないモノを
創り出して現実のモノとすることは
天気の悪い日に飛行機に乗って
空に分厚くかぶさっている灰色の雨雲を
抜け出た瞬間に広がる青空一杯の世界に飛び出た時
の感覚と似ていて、とてもマジカルなことだ!

なんて考えたり... 




長い長い真っ暗なトンネルを
トコトコトコトコ一人ぼっちで歩き続けて
やっと、出ることが出来て、嬉しくて
もう決して、2度とあんなトンネルには入らないぞっ!
って、思うのだけれど…
でも、また入っちゃう

という行動をとる...


これらは、正に

【創造中毒症】の症状


アーティストがかかる病気で
これにかかったら、完治しない。


一生、この病にはまってしまう!


旅! ステキなリゾートに行って
おいしいものを食べて、飲んで、リラックスして本を読んだりまどろんだり...

私はこんな旅行中はとてもハッピーで
ずっといつまでもそれを続けたいと願う

でも、旅行前の私が感じることは、ワクワク感の他にもう一つ...


「あ〜どうしよう、絵が描けなくなっちゃう、いい具合に進んでいたのが狂っちゃう...」

こういうことでイライラしてしまい
そしていっそうのこと旅行に行きたくない...
なんて、思ってしまう

そして旅行中も、スーツケースの底にしまいこんだ
スケッチブック(念のために持って来た)を取り出して
まどろみを楽しむはずだったのが、スケッチを始めてしまう...


これはやっぱり病気だ!


これは誰もがかかりうる【仕事中毒】の一種


さて、アーティスト独特の【創造中毒】は、もう少し質が悪い



先ず、何ともいけないのは

ずっと家に籠ってしまうのだ!
そして、こそこそと、何かを創り始めてしまう
それは、他人には全く意味がないことに見えるし
お金にも多分ならない
そして、他の人にとってはただのゴミにしか見えないから
片付けたくなってしまって
もし家の人がついうっかり片付けてしまったら大変なことになる!

とにかく部屋は散らかるし、めちゃくちゃになる

それでも、どんどん創ってしまう



よくある症状の一つは、凄く悩んでイライラが出て
そして、なんとかやっとの思いをして完成させた時
その作品にやっと満足して一杯やりながら、それを眺める...

それはそれは 
あ〜、至福の時間

でもそれ、たった一晩だけの幸福な時間なのだ!



次の日に目を覚ますと、またいつもの病気が襲って来る!


「あ〜、やらなければ!次ぎのものを創らなければならない...」


こういう思いの中で、モンモンとする日がまた始まる
手が動いていないと、何も出来てないとイライラする。



そういえば、以前、私のお金持ちの友人が私の作品を買ってくれた時

「はい,カオルこれでいい?Thank you」

と言いながら、さらりと、チェックを切ってくれた。


その時、私は


「いいなー、私もそっち側の人間になりたい!」


と、思った。


あ〜、でも、やっぱりダメだー、私はどうしても何かを創りたくなってしまう

他の人にとって、どうでもイイものに見えたり、とんでもないものであっても

それでも、凄い時間を掛けて,お金もつぎ込んで
私は、ハムスターのように、部屋に籠ってこそこそと創り始めてしまう
それが、凄く好きなことで、やめられないから


でもね...



好きな作品を見つけて、チェックをきって買っていく

そっちの世界の人の[さらりと奇麗な生活]に、私はとても憧れてしまうのです。 


でもね...

この甘〜いイチゴ味の薬を飲んだら
【創造中毒】が完治します!

と言われたら、飲む???????????



ふ〜、今回の人生
私はやっぱりこの病気と一緒に生きていくのだろうなー


アー、創らないと!









2015年4月16日木曜日

飛行機

                      「あの人達、どこへ向かっているのかな?」

ダイルクロコダイル氏も、やっぱり飛行機が気になるそうです。




そういう私も飛行機が好き
それに乗って、どこか遠くの土地に行くのも好きだし
ただ、空を飛んでいるのを見るのも大好き
それから、私の28階の部屋からは
ロンドンの東にあるシティーエアーポートの
滑走路が見えるので、双眼鏡でよく離着陸を観て楽しむ




「今、あの中でご飯を食べたり、本を読んだり,ビデオを観たり、眠ったり、シャンパンを飲んだりしている人達がいるなんて...」

と、高い高い空の上を飛ぶちいさな白い物体を見る度に
私はいつもこんなことを思ってしまう
そしてあの中に沢山の人達がいると思うと、とても不思議な気がする。


逆に、私が飛行機で高い高い空の上を飛んでいる時
窓の下に見える土地を観て

「今下にいる人は、上を見上げると、高い空の上を飛んでいる、小さく見える
私の乗っている飛行機が、見えるのだろうなー??」

と、下から見上げながら、私みたいに色々なことを想像しながら、あの
下に見える土地で暮らしているその人のことを思う


私の子供の時の夢は、魔女になることだった
魔女になって、ホウキにまたがって、空を自由自在に飛び回る!
魔女になって、魔法が使える様になる、というよりも
ホウキに乗って,空を飛ぶ、というのが一番の夢だったと思う

だから、今でもそれが叶う飛行機に乗ることが好きなんだろうな



出発する日は、晴れていて良く見えるのがベスト!
だけど、天気が悪くて、雨がザーザー降っている日の出発も好き

飛びたって、数分後に厚い雨雲を抜け出して
青空の広がる世界に飛び出した時のあの爽快感!

それは『一瞬で雨の世界から抜け出すことが出来る』

という、なんとも愉快な魔女的なお遊びのよう!

その反対に到着地の上にかぶさる厚い雲の中を飛んでいて
少しづつ、雲の間からその土地が見え始め、ついに
雲をくぐり抜けて

突如として現れた目的地を目にした時の
あの驚きの感覚もワクワクする。



飛行機に乗って移動すると

「ついさっきまで、家にいたのに...」

とか、逆に帰って来た時には

「さっきまで、まだあそこの美しい海辺を散歩していたのに...」


ささっと移動してしまった時にしか、感じられない
面白い感覚がある...


そういえば、以前スコットランドの地の果てにある
ハリス島に車と船を乗り継いで、1日がかりで行ったその時

「なんと遠くまで来てしまったのだろう...」

と、かなり冒険的な旅の印象が残った。


で、2年前
そのハリス島の隣の島へ行く機会があった
その時は、飛行機と車を使って行った。


島に着いて、海の向こう側に見える島を指して

「あそこが例のハリス島だよ」
と言われた時には驚いた!

「え〜〜〜〜〜!!!こんなに近かったの!?」

いや、決して近かった訳ではなかったのだけれど
今回は、さっと飛行機で飛んでしまったから...


飛行機の旅は、便利だし、楽だし、なんだか楽しいから
好きだけど

やっと辿り着いた...
というあの冒険的な旅の感動は消えてしまう


たまには、船と汽車の旅もしないとね
ゆっくりと時間を掛けて移動する旅の中に

飛行機とは違う、私がすっかり忘れてしまっている
マジカルな感動もあるのだから!!!

















2015年4月8日水曜日

イギリス人の情熱先は...

      「レイジーメイド、キッチンテーブルの冒険」

トレンドをチェック

イギリスで暮らしていると 

【世の中には 色々な人がいる】

ということを、よく思う。

それは、外見的な違いが目につくから 

服装は、東京のようにファッションを気にしている人はわずかだけ!
民族衣装で毎日生活をしている人
宗教上、目の部分だけしか開いていない、全身黒いベールの人
真冬でも、Tシャツで歩いている男達は結構いるし
女の子達も、夏っぽいペラペラ生地のワンピースを着て寒そうに頑張っていたりする

先日日本から来た友人が言ってたけれど、

「日本は3月になるとダウンジャケットは もう 季節外れだからもう着られない」

これは、イギリスにいるとない発想


だけど、『自分なりの ファッション』を持っている 人は
沢山いるのかもしれない。

日本では、みたこともない様な服を着ている人を時々見かける

近所に住む50代女性は、いつも 60年代風のファッションで通勤している   


「これが私よ!」
「ワシはこうなのだ!」
「これがオレの生き方だぜ!」


こういう声が聞こえてきそうな、ファッションで街を歩いている
[年齢の高い人達]をみると

「おー、イギリスだ!」

と、思うのです。

とにかく服装に関して、一般的に
イギリス人は日本人のようにトレンドは追わない。



でも、イギリスでは日本では考えられない程
トレンドに気を使っている部分がある

それ、なんだと思う?


それは、お部屋を飾るインテリアファッション!

壁の色は、今はこれがトレンド
今回は、柄が戻って来た
床材はアンティークのこんな感じで、大理石をこう使う
ランプはインダストリアルなもの
ソファー柄はシンプルからアーティスティックに
ベッドヘッドとラグを変えてベッドルームを新鮮に見せ
今時の南欧風タイルの使い方...etc..etc

インテリアの流行には、結構敏感なイギリス人


とは、言ってもこれが可能なのは、お金持ちがおもなんだけれど
でもお金がなくても出来る範囲で、工夫してトレンドを追う

とにかくイギリス人は家、そのインテリアに情熱を注ぐ!

インテリア雑誌の数も多いし、家に関するTV番組も多い
それにインテリアショップと不動産屋さんの多さと言ったら!


日本でも、家を飾ることに情熱を掛けている人は沢山いるけれど
イギリス人のそれとは、比較にならない。



先日どこかで聞いたのだけれど

フランス人が食事の話で盛り上がる時、イギリス人は家の話で盛上がる
のですって!確かにそうだ...


私がイギリスに初めて来た当時は
家の値段がとても安かったので、20代の若い人が一件目を先ず買って
それを買い替え買い替えして
自分の人生に合わせて家を大きくしていった。

そういうことが可能だったから
余計に過去数十年、家に関してのビジネスが盛上がったのだと思う。

今、ロンドンの不動産は若い人には手が出ない世界一の高値になってしまった
それが、イギリスでの大きな問題なんだけれど

でも、どんなに問題が持ち上がっても
部屋を自分らしく楽しく飾って暮らす
イギリス人の家に対するこの情熱は絶対に冷めないだろうな。

私も次に引っ越す部屋をどういうテーマにしようかと
今からワクワクしている。

でも、その前に、次ぎの部屋早く見つけないと!
















































2015年4月7日火曜日

私の真夜中の遊びの一つは...

今日は、イースターウィークエンドが、終わって
明るい新しい、春の季節が始まったような感じ。


イースターはキリストの復活祭だから、
クリスマスのように、皆家族の元へ帰る人も多いようで
ロンドンのいつもの街は、静だった

でも、私は、イースターホリデーといっても
今年は家族それぞれ皆忙しく、一人だったので
普通とあまり変わらず、部屋に籠って仕事をしていました。



さて、今日のテーマは、
フェイスブックにアップした

【ダイルクロコダイル氏のHappy Easter の絵についての秘密を明かす!!!】



...なんてことはない


この絵は、デジタルペインティングの御陰さま。











これが、ダイルクロコダイル氏のハッピーイースター





でもって、これがオリジナル


この絵を見た時に、目に留まったのは、光沢のある緑のカーテン

その後、ピン!と閃いたのではないけれど
ちょっとミステリアスな絵が描きたいなー
と思い...


ごめんなさい!と言いながら
右側のカーテン以外を真っ黒に塗りつぶした

そして、真っ黒な背景が出て来た時


「イースターだしやっぱり、これは卵しかないか...」

と、なって

「キリストの代わりは、やはりダイルクロコダイル氏しかいないか...」

と、なり



こんなカンジで描いた1枚

こういうことが出来るって、本当に楽しいなーとつくづく思いながら

描いたのです。

コラージュする事が大好きな私には、
iPadを持って、願ってもない遊び道具を手に入れたカンジ!

 
確かに、この手のコラージュばかりやっていたら飽きちゃうのだけれど

でも、たまにこんな風な,ふざけた絵を

一人部屋に籠ってワインでも飲みながら
真夜中の時間にコソコソと描く!


これ、私のお楽しみの時間の一つなのでございます。




















2015年3月28日土曜日

付けて削ってやっと出来上がる、ケイティーのように...



「 行ったことのない散歩道だ… 」

というのがこの絵のタイトル



これは、もっとも私らしい絵だなー、と思う作品の1枚です。

意味も訳もなくて、ただ描きたいものを描いているシンプルな絵だけれど
何かストーリーが出来そうなカンジの絵...

というか...
『楽しんで描いている、私のその気持が出ている1枚』
だと思います。


どうもうまくいかなくて、嫌々描いていると
それはどんどん変なものになっていきます。
どんなに時間を掛けても、そういう時に描いた絵は
失敗に終わります。

逆に、うまくいく時は、さらりと絵が描けちゃいます。
この絵は、まさしくそういう1枚です。

私が絵を描きたくなるきっかけ、というのは本当におかしなもので

肘の曲げ具合が後ろから見ると面白いな

と思って、そこから描き出してどんどん広がって行ったり

いたずら描きしていたら、ちらりと面白い絵が出来て
そこからストーリーが始まったり

地下鉄の前に座っている人が気になって、スケッチしたら
それがキャラクターに育ってしまったり...


とにかく、そんなちょっとしたことがきっかけで絵を描き始めることが多い
そして、その場合だいたい私の好きな絵が出来上がるのです。


アートクラスの教室内で

テーマを与えられて、それで絵を描くと

「私こんなに下手なんだ...」

という絵がだいたい出来る!


これはトレーニングだから、イイ絵が描けなくてもよい
のかもしれないけれど、しかしそれにしても
笑っちゃう程 ” つまらない絵 ” になる。

やっぱり、遊びの中からでないと、ダメなのか???





私は、観たモノを写し取る様に上手には描くのがとても苦手

「観たものをそのまま描く」という訓練はモノを良く観察する
ということで、とても大切なトレーニングだと思うのだけれど
やっぱり、好きじゃない。
目と手が痛くなるし、肩も痛くなってしまう!
そして、楽しくない



私の絵の描き方が、どこからきたのか、よく判らないけれど
でも、確かなことは、学校の美術の時間だけからではない、ということ


学校はダメだ!

ということではなく

学校は無駄なことなく一番近道の良い方法を教えてくれる所だから
とてもありがたい場所だと思う。
私もある学校で、本当に素晴らしい先生と出会ったことで
もの凄く良い影響を受けたことがある。

学校に行くのはイイ手だと思う。
だけど、アートはやっぱり無駄と思えることを沢山経験して
それを削って削って出来上がって来る、と思うから

やっぱり学校だけじゃ,ダメなんだろうなーと、思うのです


色々なものを沢山観て,経験して沢山引き出しを持っていないとダメだ!


と、いうことはよくきくけれど、これって本当にそうだと思う。


先日、何処かで読んだのだけれど,イギリスのゴシップ記事を賑わす
ケイティープライスが、18歳から顔や身体に整形手術をしまくっていたけれど
ついに胸を元のサイズに戻したらしいのです、彼女は今そのサイズになって
とても落ち着くっていうことが書いてある、記事だった...

全然話違うようなんだけれど

無駄だな、と思うことを沢山観て、経験して、拾い集めて
そして、今度はその中で大事だと思うものを見つけ出す様に
いらないモノをそぎ落として、落としていったら...

きっとキラリとひかる、モノを見つけることが出来るのだろうな
と、思うのです。


写真でみるケイティープライスはいらないモノをそぎ落として
シックなメイクとドレスで、カッコ良くなった!

これからが本番
きっと彼女らしいステキな人生を見つける冒険が始まるのでしょう!


























2015年3月22日日曜日

食わず嫌い #2

「カップの中、気になる...でも、ちょっと上に登るのは面倒だし...」

迷い


このダイルクロコダイル氏、迷っているらしいのです
いつもだったら、意外と迷わずに、気になる所へ入って行くのだけれど
ここは、なんだかちょっと面倒に思ったらしい...

さあ、ダイルどうする!?



さて、前にも書いたと思うけれど、
私は以前は、絶対にデジタルペインティングはしない!と
強く思っていた。

どうして、そんなことを思っていたのか?
それは、ただの、イメージから

絵は、紙やキャンバスに描かなければいけない、と
思い込んでいたから。

それに、デジタルで描くなんて、楽しくないと思っていた。

私は、触感を大事にするタイプだから、テクスチャーの無いものなんて
絶対に、私のものじゃない!

と、強く拒否していたのです。


でも、流石ホックニー


私のこの思い込みをいとも簡単に、崩してくれたのです。


「なんだかんだ言ってないで、とにかく新しいマテリアルとして、やってみなさい!


と、押して下さったのでございます!


良かった!やってみて!


とにかく、ベッドの上でも描けるし、エアーポートで飛行機を待つ時間にも描ける!

これは、どっちがイイとか、悪いとか言う問題じゃなくて

違うことなのだ!

と、やってみたら、判ったの。



知らなかったから、という理由だけで
好きじゃない
イイと思わなかった
と、避けている

なんともったいないことなのでしょう。


でも、よく考えると
食わず嫌いで避けていることって、とても多いように思う。


先ず、好きか、嫌いか判断する前に
そのことについて知らなければならない

こんな当然のことなのにそれをしないで
多分そうだと思うからって

嫌い!

と、言ってしまうことは

実に、もったいない!

そういう経験で、多分一番古い記憶は、泳げる様になった時のことかな?

水が怖くて
泳ぐなんて嫌だと思っていた小さな私は 忘れもしない…

水上温泉の露天風呂で!
泳ぎ方をついに知ったのです!

それからというもの、私はとにかく水の中にいることが大好きになりました。


嫌だと思っていたことが、こんなに好きになることもあるのだ!
ということを、あの時知ることが出来たのは
小さい時の私の大きな発見!


でも、その後の人生考えてみると、学んでないなー
あの時の気持を忘れちゃって
嫌なものは嫌!と、避けていること,結構ある。

出来ないと思うから
嫌いだと思うから
と、やってもいないで、知りもしないで
決めつけることを、とりあえずやめる!
そして、少しでもいいから、やってみる


実はね、そういうことが沢山あるのだけれど、
その中で、とてもとても気になっていることが私には一つあるの

それは、随分前から気になっていて、やっていないこと...


それは,瞑想!


なんとなく、面倒だとか、時間がないとか、
ジットしているのは私のタイプじゃないとか
色々言い訳をしている


私の息子と姉からも勧められている

けれど、やっていないことだったのです。



何か新しい世界を開けてくれるドアのような気がするから
とても興味があるのだけれど...




もしかしたら、それを知らないって
とてももったいないことなのかもしれない

やっぱり、判断するのはある程度やってからじゃないとね

その嫌だと思っていた向こう側に、どんなに素晴らしいものが
潜んでいるか判らないものね。




瞑想していると、集中力が高まる、とか精神的にぶれなくなるとか
とにかく、他の方法では得ることが出来ないような力を手にすることが出来そうだし

やっぱり、生きている間、これは習慣にした方がいいのかも...

でも、出来るかなー、習慣になるかな〜???





とにかく、始める前に、ぐちぐちと、色々なことを考えないで
始めてみましょうよ!

と、思うのだけれど


なぜかいつまでたっても始めない 瞑想


どなたか私の背中を押して下さいませ!







2015年3月20日金曜日

本物の中に入って気がつくこと


「山頂到着」

前を向いて進まないと!


ダイルクロコダイル氏、何気なく あんな高い山の
上に登っている。


そういえば 去年、私も何気なく、登山着着用ではなくて、普通の冬のコート で
シャモニーの雲の上に出てしまう、富士山よりもずっと高いアルプスに登った

普通だったら、そこは想像の世界でしかなくて
とてもとても 大変な思いをして、やっと登らないと
見ることが出来ない場所

登山上級者しかみることのできない世界なのだ!

その想像の世界へ  ケーブルカーを乗り換えながら
スイッと、登ってしまった。



ケーブルカーに乗るのに待っている人達は3組に別れた


* 私達みたいな、ただの観光客
* ちょっとトレッキング組
* 装備万端の登山組、というか彼らは頂上から下山するのだ
  だから、ある人はスキーも担いでいた


その中にモコモコした毛皮のコートにブーツ姿で立っている私は
恥ずかしく感じていた。


本物の中で一人だけ偽物...

ばつが悪い、格好悪い、気まずい、気恥ずかしい


こんな感情を持ってしまった!


山頂についてしまえば、
そんな気持もすっ飛んでしまうような絶景に狂喜乱舞で
私には絶対にどんなことがあっても
登ることが出来ないこの山頂へ連れて来てくれたケーブルカーに
ただただ感謝するばかりだった

けれど

その時に感じた、本物の中の偽物としての居心地の悪さを
時々思い出す度に、ちょっと苦笑してしまう

そしてこういう恥ずかしい思いをするっていうこと
私にはよくある事だ、と思った。



先月から始まった、アートクラスに通っているのだけれど

私は、ここに行くと、本物の中の偽物の恥ずかしい気持で一杯になってしまう


私は、基礎のトレーニングをちゃんと受けていないから
意を決して遠近法/影、トーンの違い/対象物の関わり方
など、本当に基本編を学びに行き始めたのだけれど

【島田カオルよ、思い知れ〜〜〜〜〜!!!!】

って、私の描いたものが私に向かって、世界に向かって 叫んでいるのが 

見える!見える!聴こえる!!聴こえる!!!

あ〜、本当になんという情けなさ!




私の友人が前に話してくれた

「学校へ行くとあまりにも出来ない自分に情けなくなって
凄く落込んでしまう、悔しくて情けなくて、本当に嫌になる

でも、その時に娘が言ってくれたの

『ママ、出来ないから学校へいったんでしょ?』

そんなふうに、励ましてくれて気持がまた戻ったことがある」




私も、その言葉想い出して、自分の背中を押すことにした。




自信を失ってしまったり、自信が付いてきたりして
それでなんとか少しづつ成長するしかないです。



やっぱり、あの落込んじゃうクラスへ又行かないと...





ケーブルカーに乗って,スイッと山頂まで登ってしまった私は
最高に素晴らしい思いが出来た、と思うけれど

下から、少しづつ登っていく時にしか見えないもの、味わえないことが
沢山あることも想像出来る


私は、これから4000メートル級のアルプスに挑戦!

なんて、全然気はないけれど


絵の勉強をする時は、ケーブルカーにヒョイッと乗らないで
少しづつ自信を付けながら、上に向かわないと...

なんてね、最近ちょっと思っているの。




ケーブルカーは、最高だったけれど

一歩一歩も忘れずに...