2014年12月15日月曜日

夕暮れに山歩きをした時の恐怖の体験物語!

忘れられない、あの目!!!

ダイルクロコダイル氏はその日
小鳥の歌声に惹かれて森の中をどこまでもどこまでも歩いて行きました...

というのが、この絵のタイトル、ちょっと長いけれど


そういえば、私もこんな、カンジで、森を散歩したことが、あった!
そして、とても驚いてしまったことがあったのだ!!!


それでは、今日は、そのお話を致しましょう〜!


それは約10年前、スコットランドの小さ町に数ヶ月暮らしていた時のこと
町の真ん中を流れる美しいテイ河を挟んで
反対側にあったキヌーイヒルという丘での出来事でありました。


その日は秋晴れで散歩日和だったのに、
私は朝からずっと部屋に籠って仕事をしていました。
2時頃になって、急に、やはり外の空気にふれたくなり、
そうだ!あの丘へ行こう!と、思い立ち、
散歩に出ることにしたのです。

イギリスでは、秋になるとあっという間に昼間が短くなってしまう
特にスコットランドは夕暮れが早いので

2時からの山歩きは、Non non!!!  遅過ぎる!



本当に、気持ちの良く晴れていた日だったので、
呑気な私は楽しくて、どんどん森の中に入っていったのです。

しかし、その時に聞こえたのは、美しい小鳥の声じゃなくて
夕暮れちかくになると、聞こえてくる カーカーという、あのからすの声
それと、鳥が飛び立つ時の、バタバタする、あの不気味な羽の音...


普通だと、犬をお散歩させている人達に会うのに...
その日に限って、人っ子一人歩いていない

ちょっぴり怖くなった私は、もう戻ろうかと、思い始めたその時、

ガサガサがさと、山の上から大きな動物が駆け下りて来る足音がして
私の近くで止まった。

それが犬の足音だと思った私は,

あーよかった!犬をお散歩している人がやっと来た!

と、ホットしたのでした。


そして、その犬の止まった方を,よーく見ると...


なんと!それは犬ではなくて、大きな大きな角をした大鹿だったのです!


私はビックリ!
鹿もビックリ!

私達は、お互いに、3秒間見つめ合ってしまいました


私は、大きな野獣を目の前にして、心臓はドキドキバクバク
怖くて怖くて、身体が固まって動けなくなってしまいました。

そして、大鹿は

4秒後に
ナーンだ、というような目を私に投げかけると
後ろを向いて、静かに歩き去って行きました。



暫くそのままそこに立ちすくんでいた私もやっと気を取り戻し

心臓をまだドキドキさせながら、夢中で丘を駆け下りて戻って来ました。

気がつくと夕暮れの空にはもう奇麗な三日月と星が出ていました。




これは、2014年の秋 Kinnoull Hill in Perthshire, Scotland のお話



それにしても...

あの私を小馬鹿にして立ち去った
美しい目をした凛々しい大鹿が、


もしも人間だったら...


なーんて、考えたら、

ックックック...


このお話はまたどんどん違う方向へ行ってしまいそう...






だから、ここで終わり!


じゃあ、またね!

カオル


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